トレーダーコウスケのBrightnessは投資詐欺?口コミ・評判と、運営会社プラスビジョンが約4か月で本店を2回移していた登記を潜入調査してきました。

投資

監修者
調査員
リサーチアナリスト・キャリアプランナー
リサーチアナリスト・キャリアプランナー。1995年生まれ。大学卒業後、消費者生活相談センター勤務。詐欺案件の相談を通じて培った知識を活かし、多くの方が安心して収入アップを目指せるよう、「副業の相談役」として、ひとりひとりに最適なアドバイスをご提供したく。2025年に副業お悩み相談センターに参画。

  1. 【潜入調査】同じ案件なのに、運営会社が2社に割れている
  2. 株式会社プラスビジョンの登記|約4か月で本店が2回動いていた
  3. 株式会社Ballast Styleと眞木栄三氏の正体|自社サイトの事業内容は「広告代理業」
    1. 特定商取引法に基づく表記|事業者情報の整理
    2. 所在地のGoogleマップ|実態の検証材料として
    3. Ballast Style は何の会社なのか
  4. WIN青山531号室は、この会社の専有オフィスなのか
  5. 【数学的検証】「毎週5万円」は、本人が掲げる実績の15.6倍にあたる
    1. 本人が掲げる実績
    2. 広告が約束している数字
    3. 2つの数字を比べる
  6. Wayback Machineが示す、広告ごとに使い捨てられていたLP
    1. アーカイブに残っていたLPの語り口
  7. 入口2万円から始まり、20万〜48万円へ至る価格の階段
  8. 当サイトの過去記事と接続する「クロスリテイリング」という名前
  9. 口コミ・評判を集めた結果|「稼げた」という第三者の証拠が見つからない
    1. 否定的な内容として報告されているもの
    2. 肯定的な内容として報告されているもの
    3. 当社が引っかかったのは、評価の内容ではなく「証拠の不在」です
  10. 【危険度チェック】トレーダーコウスケのBrightnessを共通12項目で判定した結果
  11. まとめ|当社が確認できた事実と、確認できなかったこと
  12. 関連記事|あわせて読みたい潜入調査レポート
  13. 【よくある質問】トレーダーコウスケのBrightness(ブライトネス)に関するFAQ
    1. Q1. トレーダーコウスケのBrightness(ブライトネス)は投資詐欺なのでしょうか?
    2. Q2. すでに購入しました。返金や解約はできますか?
    3. Q3. 口コミの評価が分かれているようですが、どう読めばよいですか?
    4. Q4. 運営会社が2社あるのは、どういうことなのでしょうか?
  14. ご相談をお待ちしております

【潜入調査】同じ案件なのに、運営会社が2社に割れている

「ミュージシャンからトレーダーへ転身」「世界トレードコンテスト優勝」「毎週5万円以上を手にすることが出来る可能性」――こうした訴求でFXの資産運用システムを配布していたのがトレーダーコウスケのBrightness(ブライトネス)です。

結論から書きます。当社はこの案件を「詐欺である」とは断定しません。2026年9月17日時点で、運営会社とされる2社のいずれについても、金融庁の無登録業者警告リストや消費者庁の行政処分の公表に記載は確認できませんでした。

ただし公開されている情報だけでは、「誰が売っているのか」も「総額でいくらかかるのか」も確定できませんでした。投資のツールを買うときに、この2つが分からないというのは相当に重い話だと当社は考えています。

当社が2026年9月17日時点で確認できたことを、先にまとめておきます。

知りたいこと 2026年9月17日時点で確認できた答え
誰が売っているのか 特定できません。参考サイトによって株式会社Ballast Style(法人番号6010001205913/眞木栄三)と株式会社プラスビジョン(法人番号1010501044832/竹内健介)に割れています
運営会社に不審な点はあるか プラスビジョンは令和3年2月5日から6月7日までの約4か月で本店を2回移転しています。登記上の最初の所在地は住居用マンションの一室でした
いくらかかるのか 入口は2万円前後。その後20万〜48万円の自動売買システムの案内があると複数の参考サイトが報告しています。広告ページに上位価格の記載は確認できません
広告の数字は成り立つのか 「毎週5万円以上」は元手5万円に対して年利5,200%相当。開発者本人が掲げる実績333.7%の約15.6倍にあたります
稼げたという証拠はあるのか 賛否どちらの口コミにも、取引履歴などの一次証拠が見当たりません
行政の処分はあるのか 確認できません。両社とも金融庁・消費者庁の公表に記載はありませんでした
いま申し込めるのか 広告ページのドメインは現在エックスサーバーの初期ページで、LPは消えています

以下、この結論に至った調査の中身を順に書いていきます。

当社はこれまで、副業・投資の広告をきっかけにした案件を調査し、記事として公開してきました。今回この案件を調べ始めて、最初に手が止まったのは口コミでも価格でもありません。解説している複数のサイトで、運営会社の名前が食い違っていたことです。

あるサイトは株式会社Ballast Style(代表者:眞木栄三/東京都中央区日本橋1-2-10)と記載し、別のサイトは株式会社プラスビジョン(代表者:竹内健介/東京都港区南青山2-2-15 WIN青山531)と記載していました。社名も、代表者も、住所も、電話番号も違います。

そこで当社は、参考にしたサイトの記述をそのまま鵜呑みにするのではなく、両方の法人を国税庁 法人番号公表サイトで実際に照会するところから始めました。結果としてどちらの会社も実在し、さらに片方の会社には、他のサイトが書いていない登記の動きがありました

運営会社の名前が食い違っているとき、当社はどちらが正しいかを予想するような真似はしません。まず両方を登記で照会し、そこに何が記録されているかを確認します。会社が自分で書ける情報と、役所に残る公的な情報を分けて扱うのが、一番確実だからです。

株式会社プラスビジョンの登記|約4か月で本店が2回動いていた

まず、今回の調査で判明した最も具体的な事実からお伝えします。

国税庁 法人番号公表サイトで株式会社プラスビジョン(法人番号1010501044832)を照会すると、変更履歴に次の記録が残っていました。

年月日 記録された内容
令和元年10月31日 法人番号指定(新規)。所在地は東京都台東区今戸2丁目36番6-102号 AQUA GARDEN今戸
令和3年2月5日 本店移転。東京都千代田区神田小川町1丁目8番3号 小川町北ビル
令和3年6月7日 本店移転。東京都港区南青山2丁目2番15号

令和3年2月5日から令和3年6月7日まで、わずか約4か月間です。この短期間に本店所在地が2回変わっています。

そして注目したいのは、最初の所在地です。「AQUA GARDEN今戸」に続く「102号」という部屋番号――これは住居用マンションの一室を指す表記です。法人の設立当初、登記上の本店はオフィスビルではなくマンションの一室に置かれていたことになります。

当社が参考にしたサイトのひとつは、この会社について「短期間での住所変更履歴」があると書いていました。しかしいつからいつへ、何回動いたのかまでは書かれていません。当社が登記を直接照会したのは、その中身を確かめるためです。

国税庁 法人番号公表サイトで確認した株式会社プラスビジョン(法人番号1010501044832)の変更履歴。約4か月で本店所在地が2回変更されている
国税庁 法人番号公表サイトで確認した株式会社プラスビジョン(法人番号1010501044832)の変更履歴。約4か月で本店所在地が2回変更されている(出典:www.houjin-bangou.nta.go.jp/2026年09月16日 取得)

ここで公平のために書き添えておきます。本店移転そのものは違法でも異常でもありません。事業が大きくなって狭くなれば移転しますし、自宅兼事務所から独立したオフィスへ移るのも自然な成長です。今戸から神田小川町、そして南青山という流れも、そのように受け止めることができます。

当社が疑問に思ったのは、移転の事実そのものではなく、その移転先である南青山の住所がどういった場所なのかという点でした。

広告の文言は、書いた本人がいつでも書き直せます。ですが登記の変更履歴は、動かした事実がそのまま日付とともに残ります。会社の実際の姿を知りたいとき、当社が真っ先に登記を確認するのはそのためです。

株式会社Ballast Styleと眞木栄三氏の正体|自社サイトの事業内容は「広告代理業」

もう一方の会社についても照会を行いました。

特定商取引法に基づく表記|事業者情報の整理

本件は運営会社の表記が2つ存在するため、当社が公開情報から確認できた範囲を、2社を並べる形で整理します。空欄は「公開情報からは確認できなかった」という意味です。

項目 株式会社Ballast Style 株式会社プラスビジョン
事業者名 株式会社Ballast Style 株式会社プラスビジョン
法人番号 6010001205913 1010501044832
法人番号指定年月日 令和元年12月9日 令和元年10月31日
代表者 眞木 栄三 竹内 健介
所在地(登記上) 東京都中央区日本橋1丁目2番10号 東京都港区南青山2丁目2番15号
広告ページ上の住所 東京都中央区日本橋1-2-10 東京都港区南青山2-2-15 WIN青山531
電話番号 03-4560-0055(自社サイトには記載なし) 03-4572-0056
メール 公開情報からは確認できず info@brightness-official.com
販売価格 入口:銀行振込20,000円/クレジットカード23,000円(税込)。上位:自動売買システム20万〜48万円と複数の参考サイトが報告
引渡時期 決済後にダウンロード提供とされるが、広告ページに明記された記載は確認できず
支払方法 銀行振込/クレジットカード
返金条件 「返金・キャンセルには応じない」旨の記載があると参考サイトが報告
業規制関連 金融商品取引業の登録番号は公開情報からは確認できず
変更履歴 「新規」のみ(移転・商号変更なし) 本店移転2回

所在地のGoogleマップ|実態の検証材料として

2つの住所を地図で確認します。上が株式会社Ballast Styleの登記上の本店、下が株式会社プラスビジョンの現在の本店です。

Ballast Style は何の会社なのか

株式会社Ballast Style(法人番号6010001205913)を国税庁で照会すると、法人番号指定年月日は令和元年12月9日、変更履歴は「No.1 新規」のみでした。つまり2019年の登記以降、社名の変更も本店の移転も記録されていません。最終更新も令和元年12月11日のままです。

この点は、この会社にとってプラスの事実として記載しておきます。当社がこれまで調査してきた案件の中には、評判が悪くなるたびに社名を変え、本店を移して過去と切り離そうとするケースがありました。株式会社Ballast Styleには、少なくとも登記上そうした形跡はありません。

国税庁 法人番号公表サイトで確認した株式会社Ballast Style(法人番号6010001205913)。変更履歴は「新規」のみで、2019年以降の移転・商号変更はない
国税庁 法人番号公表サイトで確認した株式会社Ballast Style(法人番号6010001205913)。変更履歴は「新規」のみで、2019年以降の移転・商号変更はない(出典:www.houjin-bangou.nta.go.jp/2026年09月16日 取得)

ただ、この会社の自社サイトを見た際に、別の疑問が出てきました。

ballast-style.com に掲載されている会社概要で、事業内容として記載されているのは「広告代理業」です。ヒアリング、マーケティング、プランニング、チューニング、データ分析、サポート――並んでいるのは広告運用の業務内容であり、投資ツールの開発や販売を示す記述は見当たりません

さらに、この自社サイトには電話番号もメールアドレスも、特定商取引法に基づく表記も掲載されていません。記載されているのは社名、代表者名、住所、そして「Copyright © 2019 Ballast Style .inc」という表示のみです。

株式会社Ballast Styleの自社サイト。事業内容は「広告代理業」と記載され、電話番号や特定商取引法に基づく表記は掲載されていない
株式会社Ballast Styleの自社サイト。事業内容は「広告代理業」と記載され、電話番号や特定商取引法に基づく表記は掲載されていない(出典:ballast-style.com/2026年09月16日 取得)

広告代理業を掲げる会社が、投資ツールの販売者として特商法表記に載っている。この構造自体は違法ではありません。広告の受託と商品の販売を両方行う会社も存在します。ただ、購入者から見ると、トラブルが起きた際の連絡相手が誰なのか分かりにくいのは事実です。

購入する前に、一度考えてみてください。もし返金を求めることになったら、どこへ連絡しますか。その答えがすぐに出てこない場合、それ自体が判断の材料になると当社は考えています。

WIN青山531号室は、この会社の専有オフィスなのか

株式会社プラスビジョンの現在の住所「東京都港区南青山2-2-15 WIN青山531」について、当社はさらに詳しく調査しました。

公開情報を照合したところ、同じ「南青山2-2-15 WIN青山531」という表記で、株式会社了という別の法人の所在地が確認できました。さらに同じ531号室は、貸し会議室として第三者に貸し出されている記録もあります。ある資格講座が、この部屋を会場として案内していました。

ここから断定できることと、できないことを分けます。

  • 断定できること:同じビル名・部屋番号の表記で、複数の法人や用途が確認できる
  • 断定できないこと:株式会社プラスビジョンがこの部屋を単独で使っているかどうか。転貸や時期の違いという可能性もあり、当社は現地を確認していません

そのうえで申し上げると、ひとつの部屋番号に複数の法人登記と貸し会議室の用途が重なっている場合、その住所はレンタルオフィスやシェアオフィスとして使われている可能性が高いと当社は考えています。南青山という住所が持つ印象と、実際にそこで何人が働いているかは、別の話です。

なお、電話番号についても触れておきます。参考サイトが記録している03-4560-005503-4572-0056は、どちらも03-45xx という番号帯です。この帯域はIP電話に広く割り当てられており、契約に固定の事務所を必要としません。これも「その住所に人がいる」ことの裏付けにはならない、という意味で書いています。

住所は、信用を借りるためにいちばん安く使える道具です。南青山と書いてあることと、そこに人が座っていることは別の話だと考えて、当社は部屋番号まで調べるようにしています。

【数学的検証】「毎週5万円」は、本人が掲げる実績の15.6倍にあたる

ここからは数字を検証します。当社が計算に使用したのは、すべて広告ページや参考サイトで公開されている数字です。

本人が掲げる実績

トレーダーコウスケ氏の実績として紹介されているのは、世界トレードコンテスト(ロビンスカップ)2022年大会の記録です。参考サイトによると、その内容は次のとおりです。

項目 数値
順位 世界1位
運用開始資金 675,000円
最終額 2,927,597円
収益率 333.7%(1年間)

まず、この数字自体を計算し直してみます。

2,927,597 ÷ 675,000 = 4.337。元本を1とすると4.337倍になった計算なので、増えた分は3.337=333.7%となります。計算自体は合っています。当社が確認した限り、この収益率の表示に計算上の間違いはありません。

広告が約束している数字

一方で、広告ページでは次のようにアピールされています。

「毎週5万円以上を手にすることが出来る可能性」。そして必要な最低資金は約5万円程度とされています。

この2つを並べて計算します。

週5万円 × 52週 = 年間260万円。元手が5万円ですので、年利に換算すると5,200%になります。

2つの数字を比べる

比較対象 年間の収益率
本人の公表実績(ロビンスカップ2022) 333.7%
広告文言(毎週5万円/元手5万円 5,200%
倍率 約15.6倍

世界大会で1位になった際の成績の、およそ15.6倍もの成果を、購入者が出せるという計算になります。

これは「嘘だ」と断定する指摘ではありません。広告の文面には「可能性」という条件がついていますし、5万円はあくまで最低資金の目安であって、実際にはもっと大きな資金での運用を想定している可能性もあります。

ただ、広告を見た人が「毎週5万円」と「最低5万円から」をあわせて読んだときに、頭の中で生まれる計算を、当社はそのまま文章にしているだけです。開発者本人の世界一の成績を15.6倍も上回る運用を、購入者が1年目から再現できるのか――その前提が現実的かどうかは、読まれた方が判断する材料になると考えます。

広告の数字は、そのまま受け取ると魅力的に見えます。ですが、週あたりの金額と必要な資金の両方が書かれているなら、一度割り算をしてみてください。電卓ひとつでできる簡単な計算が、身を守る一番の対策になります。

Wayback Machineが示す、広告ごとに使い捨てられていたLP

続いて、広告ページ自体の過去の履歴を確認しました。調査にはWayback Machine(インターネットアーカイブ)を使用しています。

まずは現在の状態から確認します。brightness-official.com にアクセスしてみると、2026年9月16日時点ではエックスサーバーの初期ページが表示される状態になっています。LPも、特商法表記のページも、そこには存在しません。

アーカイブを遡って確認したところ、記録が残っていたのは2022年9月4日から2025年7月11日まででした。そして、ここが今回の調査で特に興味深かった点です。

ドメインのアドレス直下(トップページ)は、アーカイブに残っている全期間を通じて、一貫してサーバー初期ページのままでした。では実際のLPはどこに設置されていたのか。アーカイブのURL一覧を抽出すると、次のようなフォルダ名が並んでいました。

  • /brightness5056/(2023年5月10日に保存)
  • /fb042/(2024年1月28日に保存)
  • /fb043/(2024年2月5日に保存)

「fb」という文字に続く連番です。しかも042と043が保存された日付は1週間ほどしか離れていません。中身を確かめたところ、両者はほぼ同じ内容のLPでした。

確実なことまでは言えませんが、広告を出稿する単位ごとに、同じLPを別のフォルダへ複製して使い分けていたと考えるのが自然です。Web広告の運用ではよく使われる手法であり、それ自体が不適切なわけではありません。

ただし、この作りには注意すべき点があります。広告を止めてフォルダを削除してしまえば、そのLPに書かれていた特商法表記も価格も、まとめて消えてしまうということです。トップページには最初から何も置かれていないため、ドメインにアクセスしても案件の形跡は残りません。実際、現在の状態がまさにその形です。

Wayback Machineに残るBrightnessのLP(2024年2月5日取得)。広告出稿ごとの連番ディレクトリ /fb043/ に置かれていた
Wayback Machineに残るBrightnessのLP(2024年2月5日取得)。広告出稿ごとの連番ディレクトリ /fb043/ に置かれていた(出典:web.archive.org/2026年09月16日 取得)

アーカイブに残っていたLPの語り口

保存されていた/fb043/のLPを確認すると、冒頭部分は次のような流れで作られていました。

2019年に金融庁の報告書で話題となった「老後2,000万円問題」を取り上げ、年金だけでは不足するという不安を投げかける。転職は現実的ではないと選択肢を狭める。そこから「お金にお金を稼がせる」=資産運用という解決策を提示し、当時の首相による投資に関する発言を引き合いに出して後押しする。そして「数量限定での公開です。お受け取りはお早めにお願い致します」と申し込みを急がせる。

不安をあおり、他の選択肢を否定し、解決策を提示して、期限で焦らせる。これは投資系の広告でよく見られる典型的な展開であり、当社が過去に調査した案件でも同じパターンを何度も確認しています。

申込みをする前に、広告ページと特商法表記の画面を画像として保存しておいてください。後から確認しようとした時には、ページごと削除されている場合があります。実際にこの案件もそうした状況になっています。

入口2万円から始まり、20万〜48万円へ至る価格の階段

価格に関して、確認できる情報を整理します。

段階 価格 内容
入口 銀行振込20,000円/カード23,000円(税込) サインツールの提供
(別の参考サイトの記録) 9,800円18,000円 サインツール(時期により変動)
上位 20万〜48万円 自動売買システム

複数の参考サイトにおいて、最初に安価なツールを購入した後に、高額な自動売買システムの案内が存在すると報告されています。ある口コミとして紹介されていたのは、「19800円でFXサインツールを買わせあと20万円必要だと言ってきます」という声でした。

ここで当社の立場をはっきりさせておきます。当社はこの案件に登録も購入もしていません。ですから、実際に20万円の案内が来るかどうかを自分で確かめてはいません。上の記述は「そう報告されている」という伝聞です。

確認できる事実としては、広告ページの段階では上位商品の価格に関する記載が見当たらない点です。Wayback Machineに残っている/fb043/のLPを見る限り、記載されているのは「受け取り方法はこちらから」「数量限定」といった案内のみで、20万円という金額はどこにも示されていません。

手頃な商品で関心を引き、購入後に高額な商品を案内する販売手法そのものは、法律で禁止されているわけではありません。問題となり得るのは、最初の時点で最終的な総額がいくらになるのか分からないケースです。国民生活センターでも、副業に関するトラブルとして類似の相談事例を公表して注意を呼びかけています。

最初の金額が小さいほど、人は「これくらいなら」と判断しがちです。だからこそ最初の支払いの前に、最終的に総額でいくらかかるのかを、相手に文字で答えてもらうことをおすすめします。

当サイトの過去記事と接続する「クロスリテイリング」という名前

最後に、当サイト独自の照合結果をお伝えします。

当社では、これまでに公開してきた記事から社名・法人番号・代表者・住所・電話番号を抽出したデータベースを作成しています。新しい案件を調べる際は、まずそのデータと照合します。同じ運営者、同じ住所、同じ電話番号の使い回しは、1本の記事を読むだけでは見えてこないからです。

今回は、次のように照合を行いました。

照合した語 過去記事との一致
Ballast Style/6010001205913 一致なし(当サイトでは初出)
眞木栄三/日本橋1-2-10/03-4560 一致なし
プラスビジョン/竹内健介/南青山2-2-15/03-4572 一致なし
コウスケ/Brightness 一致なし
クロスリテイリング 過去3記事と一致

会社自体は当サイトで扱うのが初めてでした。ですが「クロスリテイリング」という名称のみ、当サイトが過去に調査した3本の記事に登場していました。

  • 金山(KINZAN)FX
  • 奥谷隆一の億のマスタープログラム
  • 億の無双(岡田武史)

当社が参考にしたサイトのひとつは、本件について「クロスリテイリング株式会社との関連」を指摘していました。当社はその関連の有無を独自に確認できてはいません。ですので「関係がある」とは書きません。

記載できるのは、その名称が当サイトの調査記録の中で初めて登場したものではない、という事実のみです。同じ名称が複数の案件の周辺に繰り返し現れる場合、それは案件単体を見ているだけでは気づけない情報であると当社は考えています。

1つの記事だけを読んでいると、案件は毎回まったく新しいもののように思えます。記録を積み重ねて初めて、同じ名称が繰り返し現れていることに気づくことができます。当社が案件データベースを構築している理由はここにあります。

口コミ・評判を集めた結果|「稼げた」という第三者の証拠が見つからない

ここまで登記と数字を見てきましたが、実際に使った人がどう言っているのかも重要です。当社が公開されている口コミを集めた結果を整理します。

先にお断りしておきます。当社はこの案件を購入していません。以下は複数の検証サイトが記録した口コミを、出典を示したうえで紹介するものです。当社が直接聞き取ったものではありません。

否定的な内容として報告されているもの

報告されている内容 記録していたサイト
「19800円でFXサインツールを買わせあと20万円必要だと言ってきます」 fukugyo-check.jp
「インチキ」「詐欺」「ぼったくり」「資産が半減した」といった評価が大多数 saitan.jp
誇大広告と取れる表現が目立つ saitan.jp

肯定的な内容として報告されているもの

一方で、否定一色というわけでもありません。参考サイトのひとつは、「サインツールとしては良い」から「勝てない」まで評価が分かれていると記録しています。ツールそのものの出来を評価する声は存在するようです。

当社が引っかかったのは、評価の内容ではなく「証拠の不在」です

口コミを集めていて気づいたのは、賛否どちらの側にも取引結果を示す一次証拠が出てこないことでした。

FXのツールであれば、本来は検証の材料があります。取引履歴、口座残高の推移、約定履歴のスクリーンショット。ところが当社が確認した範囲では、第三者が実際に利益を出したことを示す記録は見当たりませんでした。参考サイトのひとつも「実際の第三者による利益証拠なし」と明記しています。

これは「稼げない」という証明ではありません。稼げたかどうかを確かめる材料が、公開されていないという意味です。開発者本人のロビンスカップの記録は提示されていますが、それはコンテスト口座での成績であって、ツールを購入した人の成績ではありません。

なお、参考サイトによれば公式LINEアカウントは友だち15人、アカウントの所在国表示はアメリカ合衆国と記録されています。この数字がいつ時点のものかは当社では確認できていません。

口コミを読むときは、評価の言葉ではなく、その人が何を見せているかを確かめてください。「勝てた」「負けた」のどちらであっても、取引履歴や残高の記録が添えられていない話は、賛否どちらの材料にもなりません。

【危険度チェック】トレーダーコウスケのBrightnessを共通12項目で判定した結果

当サイトでは、調査したすべての案件に対して共通の12項目によるチェックを実施しています。判定は公開情報で確認できる事実のみを根拠としており、「詐欺である」と断定するものではありません。トレーダーコウスケのBrightnessは12項目中8項目に該当しました。

No チェック項目 判定 確認した内容・出典
1 特商法表記に代表者(または運営責任者)の氏名がない 非該当 氏名の記載自体はある。ただし参考サイトによって「眞木栄三」(株式会社Ballast Style)と「竹内健介」(株式会社プラスビジョン)に割れており、どちらが現在の販売者かは公開情報からは確定できない。
2 特商法表記に電話番号がない、または携帯・IP電話のみ 該当 参考サイトが記録する 03-4560-0055 / 03-4572-0056 はいずれも 03-45xx 帯で、IP電話に広く使われる番号帯。加えて株式会社Ballast Styleの自社サイト(ballast-style.com)には電話番号の記載がない。
3 連絡先メールがフリーメール(Gmail等) 非該当 info@brightness-official.com と独自ドメインのアドレスが使われている。ただしそのドメインは現在エックスサーバーの初期ページになっており、稼働状況は確認できない。
4 運営法人が設立1年未満、または法人番号で確認できない 非該当 株式会社Ballast Styleは令和元年12月9日指定、株式会社プラスビジョンは令和元年10月31日指定。いずれも国税庁 法人番号公表サイトで確認でき、設立から約6年が経過している。
5 所在地がバーチャルオフィス・レンタルオフィス・住宅 該当 株式会社プラスビジョンの登記上の最初の所在地は「台東区今戸2-36-6-102 AQUA GARDEN今戸」で、住居用マンションの一室。現在の「南青山2-2-15 WIN青山531」は、同じ部屋番号で別法人(株式会社了)の登記が確認でき、同室は貸し会議室としても貸し出されている。
6 特商法表記の住所と登記上の本店が一致しない 非該当 参考サイトが記録する住所は、いずれも国税庁の登記上の本店所在地と一致している(日本橋1-2-10/南青山2-2-15)。
7 申し込み前に価格が開示されない(後出しの価格提示) 該当 入口は2万円前後だが、その後に20万〜48万円の自動売買システムの案内があると複数の参考サイトが報告している。LP(Wayback Machine /fb043/ 2024-02-05取得)には「無料で受け取れる」旨のみが書かれ、上位価格の記載は確認できない。
8 「返金不可」条項がある、または返金条件が達成困難 該当 参考サイトによれば特商法表記に「返金・キャンセルには応じない」旨と、「表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません」との記載がある。
9 投資性のある商材なのに金融庁の登録・登録番号の記載がない 該当 FXのサインツール・自動売買システムを扱いながら、金融商品取引業の登録番号は公開情報からは確認できない。ただし助言ではなくツール販売であれば登録が不要な場合もあり、直ちに違法とは断定できない。
10 広告の数字(月収・勝率・人数・実績)が計算上または時系列で成り立たない 該当 「毎週5万円以上」は年間260万円。最低資金約5万円に対して年利5,200%に相当する。一方、本人が掲げるロビンスカップ2022の実績は675,000円2,927,597円=333.7%であり、広告文言はその約15.6倍にあたる。
11 同じ住所・電話番号・人物で、当サイトが過去に調査した別案件がある 該当 会社名・法人番号・住所・電話番号そのものは当サイトでは初出。ただし参考サイトが関連を指摘する「クロスリテイリング」は、当サイトの過去記事3本(金山KINZAN FX/奥谷隆一の億のマスタープログラム/億の無双)に登場している。
12 消費者庁・国民生活センター・警察庁が注意喚起する手口の類型に一致する 該当 低額のツールを入口にして高額なシステムへ誘導する段階的販売は、国民生活センターが副業トラブルとして注意喚起している類型に当たる。ただし本件の運営法人に対する行政処分は、2026年9月16日時点で確認できない。

判定日:記事公開日時点の公開情報に基づきます。事業者側の表示が更新された場合、判定が変わる可能性があります。

該当した項目の数だけで結論が決まるわけではありません。重要になるのは、どの項目に該当したかです。今回の案件の場合は、販売者が誰なのか、そして総額がいくらになるのかが不明確である点に偏っています。

まとめ|当社が確認できた事実と、確認できなかったこと

調査結果を整理いたします。

当社が公開情報から確認できた事実

  • 運営会社の記載が、参考サイトによって株式会社Ballast Styleと株式会社プラスビジョンの2社に分かれている
  • 株式会社プラスビジョンは、令和3年2月5日から6月7日までの約4か月間に本店を2回移転している。登記上の最初の所在地は住居用マンションの一室であった
  • 株式会社Ballast Styleは令和元年12月9日の登記以降、社名変更も本店移転も行われていない
  • 同社の自社サイトにおける事業内容は「広告代理業」であり、電話番号や特商法表記の記載がない
  • 南青山の住所にある531号室は、別法人の登記と貸し会議室としての利用用途が重なっている
  • 「毎週5万円/元手5万円」は年利5,200%に相当し、本人が掲げるロビンスカップ2022の実績333.7%の約15.6倍にあたる
  • LPは広告出稿ごとの連番フォルダに配置されており、現在は閲覧できない状態になっている

当社が確認できなかったこと

  • どちらの会社が現在の販売者であるのか。両方の記載が存在するという事実までしか把握できません
  • ロビンスカップ受賞歴の真偽。主催者の公式記録を当社で確認できていないため、あくまで広告ページ上の主張として扱っています
  • 購入後に実際どのような案内が行われるのか。当社では購入を行っておりません
  • 両社に対する行政処分の有無。金融庁の無登録業者警告リストや、消費者庁による公表情報のいずれにおいても、2026年9月16日時点で両社の記載は確認できませんでした。この点は両社にとって不利にならない事実として明記いたします

投資ツールを検討される際、当社が確認をおすすめしているのは次の3点です。販売者は誰で、どのような法人なのか。総額でいくらかかるのか。広告内の数字が、販売者自身の実績と矛盾していないか。今回の案件に関しては、これら3つのすべてにおいて、公開情報のみでは結論が得られませんでした。

すでに支払いをしてしまった方、これから契約しようとして迷っている方は、ひとりで判断せずご相談ください。消費者庁国民生活センター、お住まいの地域の消費生活センター(消費者ホットライン188)も相談先になります。

分からないことを明確でないまま記載したのは、そこが読者のみなさまの判断に直接関わる部分だからです。もし今まさに迷われているのであれば、決断される前にご相談ください。話を聞くだけでも問題ありません。

関連記事|あわせて読みたい潜入調査レポート

【よくある質問】トレーダーコウスケのBrightness(ブライトネス)に関するFAQ

Q1. トレーダーコウスケのBrightness(ブライトネス)は投資詐欺なのでしょうか?

当社は「詐欺である」とは断定しません。2026年9月16日時点で、株式会社Ballast Style・株式会社プラスビジョンのいずれについても、金融庁の無登録業者警告リストや消費者庁の行政処分の公表に記載は確認できませんでした。一方で、運営会社の表記が2社に割れていること、広告の数字が販売者自身の公表実績の約15.6倍にあたること、入口2万円のあとに20万〜48万円の案内があると複数の参考サイトが報告していることは、公開情報から確認できる事実です。判断材料としてお使いください。

Q2. すでに購入しました。返金や解約はできますか?

参考サイトによると、特定商取引法に基づく表記には「返金・キャンセルには応じない」旨が記載されていると報告されています。ただし、表示内容に事実と異なる点があった場合や、契約時の説明に問題があった場合には、返金不可と書かれていても対応を求められる可能性があります。決済日、支払方法、やり取りの記録、広告ページの保存(スクリーンショット)を手元に残したうえで、消費者ホットライン188や当社の相談窓口へご相談ください。クレジットカード決済の場合は、カード会社への相談も選択肢となります。

Q3. 口コミの評価が分かれているようですが、どう読めばよいですか?

評価の言葉ではなく、その人が何を示しているかをご確認ください。当社が公開されている口コミを集めた範囲では、「インチキ」「資産が半減した」といった否定的な評価が多数ある一方、「サインツールとしては良い」という声も報告されています。ただし賛否どちらの側にも、取引履歴や口座残高の推移といった一次証拠が添えられていません。参考サイトのひとつも「実際の第三者による利益証拠なし」と記録しています。開発者本人のロビンスカップの記録は提示されていますが、これはコンテスト口座での成績であり、ツールを購入した人の成績ではありません。取引記録の伴わない体験談は、賛否どちらであっても判断材料になりにくいとお考えください。

Q4. 運営会社が2社あるのは、どういうことなのでしょうか?

当社におきましても、どちらが現在の販売者であるかを特定できておりません。理由としては、時期によって販売者が変更された、販売主体と広告主体が別である、または参考サイトのいずれかに古い情報が掲載されている、といった可能性が考えられます。いずれにいたしましても購入者の立場からは、トラブルが発生した際に誰に連絡すればよいのか判断しにくい状態であるといえます。契約を結ぶ前に、特定商取引法に基づく表記の画面を保存し、そこに記載されている事業者名・法人番号・住所・電話番号を国税庁の法人番号公表サイトで照合しておくことを推奨いたします。

ご相談をお待ちしております

画像

当社スタッフは消費者センターで勤務経験があり、その経験を活かしご相談にのっています。

また女性担当者なので気軽にご相談いただける環境を整えております。

コメント