寄付型クラファンは詐欺?口コミ・評判と「当日30万円」カード情報入力の実態を潜入調査してきました。

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寄付型クラファンという怪しい案件ご存じですか?

当社スタッフが実際に潜入調査をしてきたその実態を詳しく解説していきます。

🔰この記事でわかること🔰

  • 寄付型クラファンは稼げる副業なのか?
  • 口コミや評判はどうなのか?
  • 運営会社は信用できるのか?

「副業」この言葉に振り回されすぎていませんか?

監修者
調査員
リサーチアナリスト・キャリアプランナー
リサーチアナリスト・キャリアプランナー。1995年生まれ。大学卒業後、消費者生活相談センター勤務。詐欺案件の相談を通じて培った知識を活かし、多くの方が安心して収入アップを目指せるよう、「副業の相談役」として、ひとりひとりに最適なアドバイスをご提供したく。2025年に副業お悩み相談センターに参画。

  1. 【緊急警告】「当日30万円が振り込まれます」の広告を、私が最後まで踏破してきました
  2. 潜入記録|メール入力からカード情報入力画面まで、全6ステップの完全再現
  3. 核心:なぜ「受け取る側」がセキュリティコードを入力させられるのか
    1. カード情報が担う役割は「支払う」ことだけ
    2. 本当に支援金を渡すなら、要るのは「銀行口座」の一択
    3. 「支援金額」欄が自由入力である意味
  4. 【数学的検証】ドメイン取得から26日で「累計35億円」は成立するのか
  5. 全員共通パスワード「7795」が語る、運営側の設計思想
  6. 「支援金は非課税です」という説明は、贈与税の制度と真っ向から矛盾する
  7. 掲載されている3件の「体験談」を電卓で叩いてみた
  8. 運営者「生活応援サポート窓口」の正体|特商法表記が1ページも存在しない
    1. 特定商取引法に基づく表記|事業者情報の整理
    2. 所在地のGoogleマップ|検証しようにも住所が1文字も存在しない
  9. 後半フェーズで現れる「Appleギフトカード2万円」の追加請求
  10. もうカード情報を入力してしまった方へ|今日中にやる7つのこと
  11. 【結論】当社スタッフの最終評価|寄付型クラファンは「稼げない副業」ではなく「入口が違う仕組み」
  12. 【よくある質問】寄付型クラファンに関するFAQ
    1. Q1.寄付型クラファンは詐欺ですか?
    2. Q2.すでにカード情報を入力しました。返金・補償は受けられますか?
    3. Q3.支援リクエストを出しただけで、まだカード情報は入れていません。放置して大丈夫ですか?
  13. 関連記事|あわせて読みたい潜入調査レポート
  14. 寄付型クラファン関連の公的情報源・相談窓口
  15. ご相談をお待ちしております

【緊急警告】「当日30万円が振り込まれます」の広告を、私が最後まで踏破してきました

「あなたの生活を応援します」「審査なし・返済不要・当日30万円の初期支援」――SNSタイムラインやアフィリエイト広告経由でこうした文言に出会い、藁にもすがる思いでメールアドレスを入力された方から、当社スタッフのLINE相談窓口にご相談が届いています。案件名は寄付型クラファン。運営を名乗るのは「生活応援サポート窓口」という、会社名ですらない”呼び名”だけの主体です。

先に結論からお伝えします。私が実際にメールアドレスを入力し、LINEを友だち追加し、マイページにログインし、支援リクエストを作成し、そして最後の画面まで進んだ結果――たどり着いたのは「支援金を受け取るために、あなたのクレジットカード番号・有効期限・セキュリティコード(CVC)を入力してください」という画面でした。

お金を受け取るはずの人間が、なぜ支払う側の情報を入力させられるのか。この一点だけで、寄付型クラファンがどういう性質の仕組みなのかは、ほぼ確定的に判断できます。本記事では、この違和感を出発点に、ドメイン取得日と「累計35億円」の算術的矛盾、全利用者共通のパスワード、税務説明の誤り、そしてサイト掲載の”体験談”の数字を一つひとつ検算していきます。すでにカード情報を入力してしまった方に向けた緊急対応も後半にまとめました。

生活が苦しいときほど「もらえる」という言葉に判断が引っ張られます。ですが金融の世界には例外のない原則が一つだけあります。「お金を受け取る手続きに、カードのセキュリティコードは絶対に要らない」。この一行だけでも覚えて帰ってください。

潜入記録|メール入力からカード情報入力画面まで、全6ステップの完全再現

まず、私が実際に体験した動線を、時系列でそのまま記録します。ご自身がどの段階にいるのかを照らし合わせながら読んでください。ステップ5までは1円も動きません。危険が発生するのはステップ6の一点に集中しています。

  • ステップ1|広告ページ着地:「手数料なし・掲載無料」「累計35億円」「一人当たり平均50万円以上」「当日30万円の初期支援」という数字が並ぶLPに到達します。フッターには「Copyright 2026 寄付型クラファン. All rights reserved.」の一行のみ。会社概要・特商法・プライバシーポリシー・利用規約へのリンクは一つも存在しません
  • ステップ2|メールアドレス送信:氏名も電話番号も要求されず、メールアドレスだけで先へ進めます。心理的な抵抗を極限まで下げる設計です。
  • ステップ3|LINE友だち追加:アカウント名「寄付クラ|個別サポート」、ID「@584xyric」。友だち数は296人と表示されました。この数字は後ほど重要な意味を持ちます。
  • ステップ4|「亀井」を名乗る担当者から自動返信:口調は丁寧ですが、応答は完全に定型で、こちらの質問には噛み合いません。ログイン情報として「ID=登録メールアドレス/パスワード=7795」が案内されます。
  • ステップ5|マイページで「支援金の受け取りが保留中です」と表示:ここで焦らせる演出が入ります。続いて「支援リクエスト」の作成を求められ、ニックネーム、困窮している事情を30文字以上で記述させられます。
  • ステップ6|「初期設定」と称するカード情報入力画面:カード番号・有効期限・セキュリティコード(CVC)、そして「支援金額」を自由入力させる欄が現れます。ここが本丸です。

ステップ5までの4つの関門は、いずれも「無料・簡単・すぐ」で通過できます。しかし、この4関門を通過した人間は、心理学でいうコミットメントと一貫性の原理によって「ここまでやったのだから最後までやろう」という強い慣性を獲得しています。困窮している事情を30文字以上書かせる工程は、単なる審査フォームではなく、「自分は支援を必要としている」という自己申告を本人に言語化させる装置として機能しています。この直後にカード入力画面を置く配置は、偶然ではありません。

核心:なぜ「受け取る側」がセキュリティコードを入力させられるのか

ここが本記事で最も重要な章です。クレジットカードの決済インフラの仕組みから、順を追って説明します。

カード情報が担う役割は「支払う」ことだけ

クレジットカードのカード番号・有効期限・セキュリティコードの3点セットは、「このカードの保有者が、この加盟店に対して支払う」という一方向の意思表示にのみ使われます。逆方向――つまり「加盟店から保有者へ送金する」処理は、カード番号だけでは実行できません。返金(リファンド)は、あくまですでに存在する売上取引を取り消す処理であって、元となる取引がない相手に対して、カード番号を起点に現金を振り込む機能は、国際ブランドの仕様上そもそも用意されていないのです。

本当に支援金を渡すなら、要るのは「銀行口座」の一択

日本国内で、法人・団体・個人が誰かにお金を渡す手段は、銀行振込、現金書留、資金移動業者による送金、といったものに限られます。給付金も、保険金も、還付金も、クラウドファンディングの支援金も、受け取りに必要な情報は金融機関名・支店名・口座番号・口座名義です。カード番号もCVCも一切不要です。「受け取りのためにカード情報が必要」と言われた時点で、それは受け取りの手続きではありません。

「支援金額」欄が自由入力である意味

さらに私が注視したのは、カード情報と並んで「支援金額」を自由に入力させる欄が置かれていた点です。受け取る金額を自分で決めさせるのなら、なぜカード情報と同じフォーム上にあるのか。この配置は、フォームの入力者を「支援を受ける人」ではなく「支援を送る人=決済する人」として処理する構造になっていることを強く示唆します。つまり、画面上のコピーは「受け取り」でも、裏側で走る処理は「課金」だという疑いです。実際、CVCまで求められる時点で、これはカード情報の保管ではなくオーソリ(与信)と売上計上を前提とした決済フォームと読むのが自然です。

「初期設定」「本人確認」「口座の有効化」――名目が何であれ、カードのセキュリティコードを求められたら、そこは決済画面です。名目ではなく、要求されている情報の種類で判断してください。

【数学的検証】ドメイン取得から26日で「累計35億円」は成立するのか

広告ページが掲げる最大の実績が「累計35億円を集めた」です。私はこの数字を、サイトそのものの年齢と突き合わせて検算しました。

寄付型クラファンの広告ページで使われているドメインの取得日は、WHOIS上2026年7月22日。私が調査した時点で、公開からわずか26日しか経過していません。ここから逆算します。

  • 35億円 ÷ 26日 = 1日あたり約1億3,461万円
  • 「一人当たり平均50万円以上」という自己申告を採用すると、35億円 ÷ 50万円 = のべ7,000人が受給した計算
  • 7,000人 ÷ 26日 = 1日あたり約269人が新規に支援を受け取り続けた計算
  • しかし、その窓口であるLINEアカウントの友だち数は296人

ここで完全に破綻します。のべ7,000人に配ったはずの窓口に、友だちが296人しかいない。友だち数は解除されない限り累積する数字ですから、実際の受給者が7,000人規模なら、友だち数は最低でも数千のオーダーになっていなければ整合しません。仮に「35億円は前身サービスからの累計」という言い訳を用意するとしても、その前身サービスの名称も運営者も、公開情報のどこにも存在しません。

加えて、日本の寄付型クラウドファンディング市場全体の規模感と照らしても、無名の「生活応援サポート窓口」が26日で35億円を動かしたとすれば、それは業界ニュースにならないほうが不自然です。しかし私が検索した限り、報道は一件も存在しませんでした。35億円という数字は、検証可能な裏付けをまったく持たない、単なる画面上の文字列です。

全員共通パスワード「7795」が語る、運営側の設計思想

私が最も背筋が寒くなったのは、実は35億円の矛盾ではなく、この一点でした。LINEで案内されたマイページのパスワードが「7795」の4桁で、しかも全利用者で共通だったことです。

ここから読み取れることは3つあります。第一に、個別のユーザーアカウントという概念が存在しないということ。本来なら、支援金という金銭が動くシステムで、パスワードを固定値・4桁・全員共通にすることは技術的にあり得ません。第二に、「マイページ」は本物のシステムではなく、演出用の静的な画面である可能性が高いということ。ログイン処理が実質的に飾りなら、そこに表示される「支援金の受け取りが保留中」という文言も、当然ながら実在するデータではありません。第三に、運営側が長期運用を想定していないということ。まともなセキュリティ設計を放棄しているのは、短期間で畳む前提だからだと考えるのが最も整合的です。ドメインの取得が直近であることと、この設計思想はきれいに一致します。

「支援金は非課税です」という説明は、贈与税の制度と真っ向から矛盾する

広告ページおよびLINE内の案内では、「支援金なので税金はかかりません」という趣旨の説明が繰り返されます。これは明確に誤りです。

個人が個人から金銭の贈与を受けた場合、暦年課税では年間110万円の基礎控除を超えた部分に贈与税が課されます。サイトが掲載する体験談の金額をそのまま当てはめると、次のようになります。

受贈額(サイト掲載の体験談) 基礎控除後の課税価格 贈与税額の目安
540万円(30代女性Mさん) 430万円 数十万円規模の納税義務が発生
340万円(60代男性Uさん) 230万円 数十万円規模の納税義務が発生
685万7,000円(50代女性Hさん) 約575万7,000円 百万円前後の納税義務が発生

※税率区分・特例の適用有無により金額は変動します。正確な税額は必ず税務署または税理士にご確認ください。

ここで注目していただきたいのは、税額そのものより「なぜ運営が非課税だと言い張るのか」という動機です。もし受給者が「これは贈与税の申告が必要かもしれない」と考えれば、税務署や税理士という第三者に相談する動線が生まれます。第三者の目が入れば、この仕組みは即座に破綻します。「非課税だから誰にも言わなくていい」という説明は、税務の説明ではなく、相談させないための遮断装置として機能していると、私は読んでいます。

「税金はかかりません」「誰にも知られません」「手続きは本人だけで完結します」――この3点セットが揃ったら、それは相談されると困る側が言っている台詞です。むしろ積極的に第三者へ話してください。

掲載されている3件の「体験談」を電卓で叩いてみた

広告ページには3名の受給体験談が掲載されています。いずれも実名ではなくイニシャルのみ、顔写真はストックフォト調です。私はこの3件の内訳を検算しました。

  • 30代女性Mさん:540万円/115人 = 一人あたり約4万6,956円
  • 60代男性Uさん:340万円/89人 = 一人あたり約3万8,202円
  • 50代女性Hさん:685万7,000円/165人 = 一人あたり約4万1,558円

3件とも、一人あたりの支援単価が3万8,000円〜4万7,000円という極めて狭いレンジに収まっています。実在の寄付型クラウドファンディングでは、支援単価は1,000円から数十万円まで大きくばらつき、少額支援者が圧倒的多数を占める「ロングテール型」の分布になるのが常です。見ず知らずの他人に対して、100人以上が申し合わせたように4万円前後を出す――そんな分布は現実の寄付行動としてまず観測されません。3件の数字は、実データの集計ではなく、それらしく見える桁で作文されたものと見るのが自然です。

さらに私は、この3名について外部での言及を探しました。寄付型クラファンで実際に支援金を受け取れたという第三者の書き込みは、SNS・掲示板・ブログのいずれにも1件も存在しませんでした。検索して出てくるのは広告ページ本体と、警告している検証系サイトだけです。「累計35億円・のべ7,000人」を配ったサービスで、成功報告が世界に1件もない。これは口コミがまだ集まっていないのではなく、成功事例そのものが存在しないことを示しています。

運営者「生活応援サポート窓口」の正体|特商法表記が1ページも存在しない

当社スタッフが案件を調査するとき、最初に確認するのが特定商取引法に基づく表記です。しかし寄付型クラファンについては、特商法ページ・会社概要・プライバシーポリシー・利用規約のすべてが存在しませんでした。「表記が不十分」なのではなく、「ページ自体が1枚も作られていない」という水準です。

特定商取引法に基づく表記|事業者情報の整理

事業者名 公開情報からは確認できず(名乗りは「生活応援サポート窓口」のみで、法人格の表示なし)
法人番号 記載なし(国税庁法人番号公表サイトでも該当する法人を特定できず)
設立日 記載なし(広告ページのドメイン取得は2026年7月22日)
代表者 記載なし(LINE上で「サポート担当・亀井」を名乗る人物のみ。姓のみで氏名・役職の記載なし)
所在地 記載なし(広告ページ・LINE・マイページのいずれにも住所の記載が一切ない)
電話番号 記載なし(問い合わせ手段はLINEのみ)
メールアドレス 記載なし(利用者側がメールアドレスを差し出す一方通行の設計)
販売価格 「手数料なし・掲載無料」と表示。ただし最終画面でカード情報と「支援金額」の自由入力を要求
引渡時期 「当日30万円の初期支援」と表示。根拠となる規約・条件の記載なし
支払方法 クレジットカード(番号・有効期限・CVC)。後段でAppleギフトカード等での追加支払いを求められた事例の報告あり
返金条件 記載なし(返金規定・キャンセル規定を定めた文書が存在しない)
業規制関連 資金移動業・貸金業・第二種金融商品取引業などの登録は確認できず。運営主体が特定できないため、そもそも登録の照会自体が不可能

この表で本当に恐ろしいのは、空欄の多さではありません。トラブルが起きたときに責任を追及する相手が、この世に一人も特定できないという事実です。特定商取引法は、通信販売の広告に事業者名・代表者名・住所・電話番号の表示を義務づけています。それが1項目も満たされていないということは、法令を守る意思が最初から設計に組み込まれていないということに他なりません。

所在地のGoogleマップ|検証しようにも住所が1文字も存在しない

当社スタッフは通常、この位置に運営会社の所在地をGoogleマップで埋め込み、「登記上の住所が実際にはバーチャルオフィスだった」「住宅街の一軒家だった」といった実態を可視化します。しかし寄付型クラファンについては、地図に打ち込むべき住所そのものが公開情報のどこにも存在しないため、マップによる実態検証が物理的に不可能です。

これは「調査が足りなかった」のではなく、調査対象が意図的に消されている状態です。当社の調査履歴の中でも、住所が住宅地だった案件、バーチャルオフィスだった案件は数多くありましたが、住所欄が最初から存在しない案件は、それらよりさらに一段階危険度が高いと評価しています。地図で「怪しい場所」が映ることより、地図に何も映せないことのほうが重い事実だと受け止めてください。

後半フェーズで現れる「Appleギフトカード2万円」の追加請求

私が独立系の検証ブログを横断して確認したところ、寄付型クラファンと同型の仕組みでは、カード情報入力の後にさらに別ルートの支払いを求められる報告が出ています。典型的な流れは次のとおりです。

  • 支援リクエストが「3日間掲載」される期間が設けられる
  • 期間中、マイページ上で寄付金が約250万円まで積み上がったかのように表示される
  • 受け取り直前に「送金手数料」「口座解除料」などの名目でAppleギフトカード2万円分の購入・コード送付を要求される
  • 支払っても着金せず、「認証が通らなかった」「もう一段階必要」と追加の支払いを繰り返し要求される

ここで押さえていただきたいのは、ギフトカードでの支払い要求は、それ単独で決定的なシグナルだということです。ギフトカードのコードは、送った瞬間に第三者が即時に換金でき、送金経路の追跡が銀行振込に比べて格段に困難です。正規の事業者が、手数料の徴収にギフトカードを指定することは通常ありません。「ギフトカードで払ってほしい」と言われた時点で、そこから先に進む理由は一つも残っていません。

また、画面上で支援金が積み上がっていく演出は、心理的に極めて強力です。「あと2万円払えば250万円が手に入る」と提示されたとき、多くの方が2万円を安いコストだと錯覚します。しかし、そもそも250万円という数字がサーバー上の表示に過ぎないのであれば、支払う2万円だけが唯一の実在する損失です。

「あと少し払えば大きな金額が手に入る」と感じたら、いったん手を止めてください。すでに入れたお金を取り戻したい気持ち(サンクコスト)につけ込むのが、この種の仕組みの最終段階です。損失を確定させる勇気が、最終的に被害額を最小にします。

もうカード情報を入力してしまった方へ|今日中にやる7つのこと

ここからは、すでに情報を渡してしまった方に向けた実務手順です。順番に意味があります。上から順に、できれば今日中に着手してください。

  • 1.カード会社の緊急連絡先へ電話する:カード裏面の番号へ。「フィッシングの疑いがあるサイトにカード番号とセキュリティコードを入力した」と明確に伝え、カードの利用停止と再発行を依頼してください。番号が変われば、それ以降の不正利用は物理的に止まります。
  • 2.利用明細を過去分までさかのぼって確認する:身に覚えのない少額決済(数十円〜数百円のテスト課金)が混じっていないか。少額のテスト課金は、その後の高額決済の前触れであることが多いです。
  • 3.すでに引き落とされている分は「不正利用」として調査を申し出る:ここは正直にお伝えします。自分の意思でカード番号とCVCを入力した場合、カード会社の補償対象外と判断される可能性があります。ただし、申し出をしなければ調査自体が始まりません。「受け取りだと説明されて入力させられた」という経緯を、できるだけ具体的に伝えてください。
  • 4.証拠を全部保存する:広告ページのURLとスクリーンショット、LINEのトーク全文(画面録画が確実)、マイページの表示、入力フォームの画面、メールの原文。相手はいつでもサイトを消せます。消される前に手元に固定してください。
  • 5.LINEはブロックする前にトーク履歴を保存する:順番を間違えると証拠が消えます。保存→ブロック→通報の順で。
  • 6.消費者ホットライン「188」に電話する:局番なしの188で最寄りの消費生活センターにつながります。同種の相談が集まることで、行政の注意喚起や事業者特定につながります。「自分だけの被害だから」と黙ることが、次の被害者を生みます。
  • 7.金銭被害が発生していれば警察相談専用電話「#9110」または最寄りの警察署へ:詐欺被害の申告には、4で保存した証拠が決定的に効きます。

そして最も大切なことを申し上げます。「もう一度払えば取り戻せます」という連絡が来ても、絶対に応じないでください。被害回復をうたって二次被害を発生させる手口は、一次被害の直後に集中して現れます。回収を持ちかける相手が向こうから接触してきた場合、それは例外なく次の請求への入口です。

【結論】当社スタッフの最終評価|寄付型クラファンは「稼げない副業」ではなく「入口が違う仕組み」

ここまでの調査結果を整理します。当社スタッフは寄付型クラファンについて、「稼げるかどうか」を議論する段階にすらない案件だと結論づけました。理由は次の6点です。

  • お金を受け取る手続きであるはずなのに、カード番号とセキュリティコードという「支払うための情報」を要求している(決済インフラの仕組み上、受け取りにこの情報は不要)
  • ドメイン取得から26日で「累計35億円」を主張しているが、窓口のLINE友だち数は296人。のべ7,000人が受給した計算と、数字が完全に矛盾する
  • 特商法表記・会社概要・プライバシーポリシー・利用規約が1ページも存在せず、責任を追及する相手を特定できない
  • マイページのパスワードが全員共通の4桁「7795」。金銭を扱うシステムとして成立していない
  • 「非課税」という説明が贈与税の制度と矛盾しており、第三者への相談を遠ざける効果を持つ
  • 掲載体験談の支援単価が不自然に均一で、かつ外部に成功報告が1件も存在しない

これらは「疑わしい点がいくつかある」というレベルではありません。1点目だけで、この仕組みが受け取りの仕組みではないことが構造的に確定します。残りの5点は、その結論を補強する状況証拠です。

生活が苦しいときに「返済不要で30万円」という言葉を見れば、心が動くのは当たり前のことです。それは判断力の問題ではなく、追い込まれた人間の正常な反応です。だからこそ、この種の広告は意図的に、経済的に困っている方に向けて配信されています。もし今、まさに登録しようか迷っている段階でこの記事にたどり着いたのなら、間に合っています。メールアドレスを入れるのは、今日はやめておいてください。

そして、公的な支援制度は実在します。生活福祉資金貸付制度、住居確保給付金、緊急小口資金、生活保護、各自治体の独自給付――窓口はお住まいの市区町村の福祉担当課、社会福祉協議会です。これらの制度は、申請にクレジットカードのセキュリティコードを求めることは絶対にありません。手続きは面倒ですし、時間もかかります。ですが、面倒な手続きがあることこそが、その制度が実在する証拠です。

【よくある質問】寄付型クラファンに関するFAQ

Q1.寄付型クラファンは詐欺ですか?

A.法的に「詐欺罪」と断定するには刑事手続きでの認定が必要ですので、当社が断定することはできません。ただし当社スタッフの調査では、(1)受け取り手続きであるはずなのにカード番号とセキュリティコードを要求している、(2)ドメイン取得26日で「累計35億円」を主張しながらLINE友だち数が296人という決定的矛盾、(3)特商法表記・会社概要・運営者情報が1ページも存在せず責任主体を特定できない、(4)全利用者共通の4桁パスワード「7795」、(5)「非課税」という誤った税務説明、(6)外部に成功報告が1件も存在しないという6点が確認されました。消費者保護上きわめて重大な懸念が累積しており、申し込み・情報入力は行うべきではないと判断しています。

Q2.すでにカード情報を入力しました。返金・補償は受けられますか?

A.まずカード裏面の緊急連絡先に電話し、利用停止と再発行を今日中に依頼してください。そのうえで正直にお伝えすると、自分の意思でカード番号とセキュリティコードを入力した場合、カード会社の不正利用補償の対象外と判断される可能性があります。ただし、「支援金の受け取り手続きだと説明されて入力させられた」という経緯を具体的に説明すれば、個別に調査されるケースもあります。申し出をしなければ調査は始まりませんので、必ず連絡してください。同時に、広告ページ・LINEトーク・入力画面のスクリーンショットをすべて保存し、消費者ホットライン188と、金銭被害があれば警察相談専用電話#9110へ相談してください。「もう一度払えば取り戻せる」という連絡には絶対に応じないでください。

Q3.支援リクエストを出しただけで、まだカード情報は入れていません。放置して大丈夫ですか?

A.金銭的な被害は発生していませんので、まずご安心ください。そのうえで、メールアドレスと「困窮している事情」の記述という個人情報は、すでに相手側に渡っています。この情報は、次の勧誘(給付金・副業・借入・投資など)のターゲットリストとして再利用される可能性が高いものです。対応としては、(1)LINEのトーク履歴をスクリーンショットで保存してからブロック・通報する、(2)登録に使ったメールアドレス宛の未知の送信元からのメールは開かずに迷惑メール指定する、(3)今後「あなたの支援金が保留になっています」といった追撃連絡が来ても一切反応しない、の3点を徹底してください。反応しないことが、リストの価値を下げる最も有効な自衛策です。


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寄付型クラファン関連の公的情報源・相談窓口

最後にもう一度だけ繰り返します。お金を受け取る手続きに、クレジットカードのセキュリティコードは絶対に必要ありません。この一行を判断基準として持っているだけで、名前や見た目を変えて出てくる次の同型案件も、入口で見抜けるはずです。少しでも迷いがあれば、入力ボタンを押す前に、当社スタッフのLINE相談窓口か上記の公的窓口へお声がけください。判断がつかないうちは、何も入力しないことが最善の一手です。

困っているときに手を差し伸べてくるものほど、慎重に見てください。本物の支援制度は、あなたに何かを入力させて即座にお金を渡したりはしません。手続きが面倒であることは、その制度が実在する何よりの証拠です。

ご相談をお待ちしております

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当社スタッフは消費者センターで勤務経験があり、その経験を活かしご相談にのっています。

また女性担当者なので気軽にご相談いただける環境を整えております。

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